新春「酒器展」

vol.71(2015.01.11)

 

あけましておめでとうございます!新年最初の京焼・うつわだよりは、12()12(月・祝)の期間中、京都陶磁器会館1Fにて開催しております「新春・酒器展」をご紹介させていただきます。今回の展覧会は、京都陶磁器会館所蔵の酒器に関する作品の展示・販売となっております。これまで、60年あまりの京都陶磁器協会の活動の中で集まってきた京都の名工による酒器を展示しております。

 

 

 

 

多種多様な「酒器」と様々な土や装飾を施された「京焼・清水焼」の二つが合わさり、作品の色形は千差万別のものとなっております。数えきれないほどの技法や細工、装飾などを持つ京焼・清水焼が表現する「酒器」は、手に取るお客様によって様々な顔を見せてくれます。「酒器展」と題して、展示・販売しておりますが、いくつかの展示コーナにてテーブルコーディネーターの方に提案していただいた、展示も行っております。実際に使用する時に際してどのような使用方法があるのかを提案させていただいております。

 

 

 

 

また、過去の名工の作品も展示し、京焼・清水焼がかつてどのような「酒器」を製作しており、現在まで受け継がれているかを感じ取っていただけるような展示も行っております。

京焼・清水焼がどのような道を経て、今日まで歩んできたのか。かつての名工たちの気迫あふれる作品と現代の名工たちの作品をご覧いただき、どのように

進歩してきたのかを感じ取っていただきたいと思います。また、これから名工になる若い職人・作家たちがどのような表現で新たな道を作っているのかも合わせてご覧いただくため、是非、この機会に京都陶磁器会館へお越しいただき、京焼・清水焼の素晴らしさに触れ、新春の京都をお楽しみください。

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