財団法人 京都陶磁器協会 評議員・役員懇談会報告

Vol.14(2012.02.24)

「新法人移行に向けて…」 2 月23 日(木) ハイアット リージェンシー京都にて開催

 寒空の中、評議員・役員懇談会が東山区のハイアット リージェンシー京都にて開催されました。
財団法人京都陶磁器協会 懇話会会員より選出された評議員・役員と京都府、京都市の行政担当者を交えて、出席者は総勢36 名で、新法人移行に際して新しく制定される「定款」や「規定」等についての協議を中心に、当協会の活動報告や新しい年度に向けての取り組みが話し合われました。
懇談会にご参加くださった京都府の担当者からは「特に若手の育成に力を入れた事業展開を考えており、売り手と一体となった夢のあるものづくりを応援したい。」とのお話があり、また、京都市の担当者からは「伝統産業は非常に厳しい現状に立たされている。海外や東京などに市場を創造する仕組みを作り、それが続いていく支援をしたい。伝統産業の活性化を5 年計画として、経済的・文化的にその価値を高めて行きたいと考えている。」と、府、市、ともに京焼の活性化に尽力していきたいとの考えをお伝え頂きました。参加した評議員・役
員からは「こども達の未来のためにも、頑張って京焼を守っていきましょう。」という言葉も出、若手の方々やこれから新しく始める方、夢として追いかけている方等への支援を府・市・協会が協力して行っていく、そのような新たな時代に突入する協会の姿を予感させながら懇談会は終了しました。
財団法人京都陶磁器協会は、新しい時代に即した組織を再構築し、公益事業を中心とした事業展開を行っていこうと努力しているところであり、今回の評議員・役員懇談会は、そのような思いを実現していくための大きな一歩となりました。
これからも陶磁器文化の啓発・振興、京都の陶磁器産業全体の発展のために財団法人京都陶磁器協会は邁進して参ります。今後とも当協会の活動に、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

PDFデータダウンロードはこちら