カリン・プッチュ・グラッスィ  Kyoto-Firenze Twining

2016.03.25 更新

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カリン・プッチュ・グラッスィ  KyotoFirenze Twining

カリン・プッチュ・グラッスィさんはイタリア・フィレンツェ在住のドイツ人陶芸家です。CUT&STRECHという彼女独自の技法を用いて、優しくおおらかな作品を制作、世界中で発表をしておられ、京都と姉妹都市であるフィレンツェから来日されます。

姉妹都市とはいえ、全く異なる歴史や文化、自然環境の京都とフィレンツェ。しかし、人のこころや、美に対する意識の根底に流れている人間としての想いは、理解し合うことができ、友情を育むことができます。カリンさんがイタリアで制作した作品と、日本で制作した作品を一堂に展示し、国境や文化の違いを超えて、一緒に美に向かって進む…そんな心の通い合いを形にした展覧会です。春の訪れとともに、おおらかなカリンさんが、京都へ新しい風を吹き込んでくれます。是非、ご高覧ください。

 

カリン・プッチュ・グラッスィ 略歴

1986 フィレンツェ美術大学陶芸科卒業

1990 ロンドンゴールドスミス大学陶芸科卒業

2012 BACKSTEIN-terracotta(ドイツ)

Rassegna国際現代陶芸展 第一席 (イタリア)

ファエンツァ“I Rakuriosi” 第一席 (イタリア)

Lark Crafts(Ed.), The Best of 500 Ceramics(ニューヨーク&ロンドン)

2013 Arte Ceramica oggi in Italia(ミラノ)

2014 Keramik Europas(ドイツ)

2015 第3回Ceramics UNICUM2015国際トリエンナーレ(スロベニア)

Ceramic Monthly“From Idea to Finished Form”掲載

 

 

4月3日(日曜日) 午後2時より カリンさんを囲んでのワークショップ

“Kyoto-Firenze Twining”

開催予定

 

「福島武山一門展」

2015.04.03 更新

ちらし表

一般財団法人京都陶磁器協会では「福島武山一門展」と題しまして、企画展を開催する運びとなりました。

350年余の歴史を誇る九谷焼の伝統を継承しつつ、常に新たな創造を目指している九谷赤絵細描の巨匠福島武山先生。京都陶磁器会館では春のビックイベントとして福島先生御一門の展覧会を開催させていただきます。

「赤絵細描」とは、九谷三大技法のひとつで、白磁の上に極細の筆を使用し、髪の毛よりも細い赤い線を描きつめ、文様意匠を作り上げていく超絶技巧です。福島武山先生は、途絶えていた赤絵細描を独学で習得し、現代に甦らせた第一人者として、2004年に指定無形文化財保持者となられ、後進の指導にも力を入れておられます。古典的な鳳凰・龍・唐子や山水などの絵柄から、幾何学文様や網手を進化させた現代的な文様まで、優美で気品にあふれ人の目をとらえて離さない存在感はいずれも「福島赤絵」にのみ表現しうる魅力です。そして「福島赤絵」の魅力を若い感性でそれぞれに花咲かせている門下生のみなさん。女性らしいたおやかさと大胆さは、見る人をひきつけてやみません。

春爛漫の京都・五条坂で九谷焼の花を心行くまで、お楽しみください。

第36回 京焼・清水焼展

2014.08.25 更新

第36回-京焼・清水焼-hp 2

毎年ご好評いただいている「京焼・清水焼展」が今年も京都陶磁器会館にて開催します。

今年度の開催は8月8日(金)~12日(火)の5日間です。

 

毎年開催されているこの「京焼・清水焼展」では、京都で制作されている窯元、作家の作品を

ここ京都陶磁器会館にて展示いたします。

 

会場にてアンケートにご記入いただくと抽選で素敵な京焼・清水焼をプレゼントいたします。

 

村上 愛 展

2014.02.16 更新

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現代の工芸を思考し模索する若き作家の一助となることを目的とした、後継者育成関連事業の一環として、一般財団法人京都陶磁器協会主催の展覧会を開催いたします。

 

2月16日(日)から3月2日(日)までの期間、京都陶磁器会館2階ギャラリーにて『村上 愛 展』を開催いたします。

「実体」と「空間」。それぞれの「もの」は決してそれだけでは完結せず、時間的にも空間的にも、前後左右に、他者とそして自分自身にも有機的につながっている、という観点から、造形をイメージ・展開させました。立体的な空気の層を巻き込みながら、生命体のような形にアッサンブラージュしていきます。

「空間」も「もの」も「人間」も互いに作用し合い、自由にそして対等につないでくれる、それによりもう一つ別の次元へと手を携えて育っていくような情景を出現させたいと思います、と村上さんは語っておられました。

村上さんの作品は、様々なパーツにわけた素材をつなぎ合わせ、より大きく立体に仕上げていくことで、つながりを持った単一ではない、生命体のような表情を持つ作品です。作品の一部一部に表情があり、集合体としての表情と、個々のパーツの表情とがあり、今にも動き出す、動いているような感覚を持ちます。

 

この展覧会は京都陶磁器会館2階ギャラリーを、積極的に創作活動をしている若手の作家さんに使ってもらうことで、現代の工芸を、国籍を超えて広く皆さまに知ってもらうことを目的としています。今後も現代の創造溢れる若き作家のみなさまの助けとなるべく展覧会を開催いたしますので、その折は是非、京都陶磁器会館へお越しくださいませ。事務局スタッフが心よりお待ちしております。

また、会期中の2月22日(土)にワークショップを行います。ワークショップの詳細、申込はこちらからお願いいたします。

「あつまるカタチ」~陶芸家 村上愛ワークショップ~

『宮里絵美展』

2013.10.11 更新

2013年10月11日(金)から10月20日(日)までの期間、京都陶磁器会館2階ギャラリーにて、2013年展覧会、第4弾といたしまして「宮里 絵美 展」を開催いたします。

 

宮里絵美さんは京都府陶工技術専門校を卒業後、森里陶楽に師事し、2012年京都花園にて開窯独立されました。作風は研ぎ澄まされたロクロの技術と、ピンセットによる細かい装飾を得意とし、作品に高級感があり、まるでアンティークのような趣もあります。生活の中でほんの少しの贅沢を感じることのできるものを心掛け、作陶されています。是非この機会にご覧ください。

 

この展覧会は、現代の工芸を思考し模索する若き作家の一助となることを目的とした、後継者育成関連事業の一環とした、財団法人京都陶磁器協会主催によるものです。京都陶磁器会館2階ギャラリーを、積極的に創作活動をしている若手の作家さんに活用してもらうことで、現代の工芸を、国籍を超えて広く皆さまに知って頂くことを目的としています。今後も現代の創造溢れる若き作家のみなさまの助けとなるべく展覧会を開催いたしますので、その折は是非、京都陶磁器会館へお越しくださいませ。

 

『秋山はるか展~かたちのしま~』

2013.07.05 更新

『秋山はるか展~かたちのしま~』   

 2013年7月5日(月)から7月15日(月)までの期間、京都陶磁器会館2階ギャラリーにて、2013年展覧会、第3弾といたしまして「秋山はるか展」を開催いたします。

秋山はるかさんの作品は、部分から全体へと繋ぐ一部として、一つの作品の中にえぐった痕跡や、引っかき傷、釉薬の溜まりをドローイングのようにちりばめたものとなっています。また、制約の大きい焼き物が、物理的なスケールを獲得することに無理がある一方で、だからこそ小ささの中で無限に広がるようなイメージを持ちます。限られた大きさの中で、様々な雰囲気を放つ作品は大きさ以上の存在感と膨らみを持った大変面白い作品となっております。

 

この展覧会は、現代の工芸を思考し模索する若き作家の一助となることを目的とした、後継者育成関連事業の一環とした、財団法人京都陶磁器協会主催によるものです。京都陶磁器会館2階ギャラリーを、積極的に創作活動をしている若手の作家さんに活用してもらうことで、現代の工芸を、国籍を超えて広く皆さまに知って頂くことを目的としています。

今後も現代の創造溢れる若き作家のみなさまの助けとなるべく展覧会を開催いたしますので、その折は是非、京都陶磁器会館へお越しくださいませ。

 

『中村譲司展-George Nakamura Exhibition-』

2013.04.30 更新

2013年4月30日(火)から5月13日(月)までの期間、京都陶磁器会館2階ギャラリーにて、2013年展覧会、第二弾といたしまして「中村譲司展-George Nakamura Exhibition-を開催いたします。

 

中村譲司さんから生み出される作品は青銅器のような金属的な表現を思わせる作品が多く、陶器というイメージを感じさせない風格があり、幾何学的で手作りとは思えない機械的な造形と、アシンメトリーな表現で、見る人を圧倒させてくれます。

今回の展覧会では中村譲司さんの作品、抽象的な物体ではなく、用途のある“道具”という明確な、実物大の道具である『~具(Tool)~』シリーズを中心に展示します。「用途のあるものが美しく、鑑賞することこそが用なのだ」というコンセプトのもとに制作された中村譲司さんの作品、展覧会をどうぞご覧ください。

 

この展覧会は、現代の工芸を思考し模索する若き作家の一助となることを目的とした、後継者育成関連事業の一環とした、財団法人京都陶磁器協会主催によるものです。京都陶磁器会館2階ギャラリーを、積極的に創作活動をしている若手の作家さんに活用してもらうことで、現代の工芸を、国籍を超えて広く皆さまに知って頂くことを目的としています。今後も現代の創造溢れる若き作家のみなさまの助けとなるべく展覧会を開催いたしますので、その折は是非、京都陶磁器会館へお越しくださいませ。

「中村譲司展」イベント案内(PDF)

福岡 さゆり・橋本 満智子・髙原 みな子 作陶展 『綿々と~絶え間ない、ことこまかなさまに魅せられて~』

2013.03.04 更新

三人展 写真

  2013年3月4日(月)から3月24日(日)までの期間、京都陶磁器会館2階ギャラリーにて、2013年展覧会、第一弾といたしまして「福岡 さゆり・橋本 満智子・髙原 みな子 作陶展」を開催いたします。

同じ世代に京都で生まれた3人の若手陶芸作家の作品を展示します。3人は芸術大学を卒業後、個々に個展やグループ展、公募などで精力的に作陶活動されています。

今回のグループ展では、違った視点や考えを持った3人が、同じ空間で展示することで生まれる関係性や可能性を検証し、披露する展覧会です。器だけにとどまらず、オブジェと共に三人三様の作品をご覧ください。

この展覧会は、現代の工芸を思考し模索する若き作家の一助となることを目的とした、後継者育成関連事業の一環とした、財団法人京都陶磁器協会主催によるものです。 京都陶磁器会館2階ギャラリーを、積極的に創作活動をしている若手の作家さんに活用してもらうことで、現代の工芸を、国籍を超えて広く皆さまに知って頂くことを目的としています。

今後も現代の創造溢れる若き作家のみなさまの助けとなるべく展覧会を開催いたしますので、その折は是非、京都陶磁器会館へお越しくださいませ。

 

作陶展 『綿々と~絶え間ない、ことこまかなさまに魅せられて~』 PDF

『京都四芸大合同碗展』

2012.11.01 更新

京都五条坂・茶碗坂ネットワーク主催の「わん・碗・ONE展」に参加し、(財)京都陶磁器協会・京都陶磁器会館のイベントとして「京都四芸大合同碗展」を開催いたします。

 

学生の作る新たな感性の「碗」と名匠が作り上げてきた「碗」のどちらも楽しめるイベントとなっております。近くにお立ち寄りの際は、是非、京都陶磁器会館へお越しください。11月1日(木)から11月11日(日)までの期間、京都陶磁器会館2階にて『京都四芸大合同碗展』を開催いたします。

今回は、五条坂・茶碗坂ネットワーク主催の「わん・碗・ONE展」のイベントの一つとして、京都陶磁器会館では、京都の四芸術大学(京都嵯峨芸術大学・京都造形芸術大学・京都精華大学・京都市立芸術大学)の学生が作る碗の展覧会を2階ギャラリーにて開催いたします。

総勢40名の学生に参加していただき、また特別出展として各大学の先生方にも出展して頂けることとなりました。学生たちの作り出す、型に嵌らない楽しい『わん』が一堂に集まりますのでどうぞご期待下さい。

また、当館1階では『身近な伝統工芸“京の碗”』と題しまして、当館の保有する京焼・清水焼の名匠による「碗」を中心に展示いたします。いつもと違う雰囲気の京都陶磁器会館を、この機会に是非ご覧ください。

京都四芸大合同碗展 イベント案内 (PDF)

「加地 舞 展」

2012.10.15 更新

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現代の工芸を思考し模索する若き作家の一助となることを目的とした、後継者育成関連事業の一環として、財団法人京都陶磁器協会主催の展覧会。第4弾として「加地 舞展」を開催いたします。

 

10月15日(月)から10月27日(土)までの期間、京都陶磁器会館2階にて『加地 舞(かじ まい)展』を開催いたします。

加地舞さんの作品は、まるで太古の動植物のような形を模しており、自身の周りに生活感や、今にも動きだすような、そういった空気を纏い、土の成形物でありながら生物のような存在感と生々しさを持っています。制作の過程で、加地さんから様々な要素を与えられ、焼成されていく中で、作品は変化・成長・進化を経て、一つの作品へと昇華していきます。

心理的・社会的欲求から生まれた芸術作品は、感動や驚きといったもので、私たちを満たしてくれます。「動的」な加地さんの作品は、皆さんにどんな感情、感動を与えてくれるでしょうか。

是非、京都陶磁器会館に来て、あなた自身で確かめて頂きたいと思います

 

 

この展覧会は京都陶磁器会館2階ギャラリーを、積極的に創作活動をしている若手の作家さんに使ってもらうことで、現代の工芸を、国籍を超えて広く皆さまに知ってもらうことを目的としています。

今後も現代の創造溢れる若き作家のみなさまの助けとなるべく展覧会を開催いたしますので、その折は是非、京都陶磁器会館へお越しくださいませ。事務局スタッフが心よりお待ちしております。

 

加地舞展 イベント案内(PDF)