新型コロナウイルスの感染防止を目的とした臨時閉館に伴い、2020年3月より延期しておりました展覧会を開催させていただきます。
田中太郎さんは、野焼きの土器をつくられています。
彼は大学卒業後、陶芸を始めるにあたり、窯を持っていない状況の自分に何ができるかを考え、野焼きにたどり着きました。飾り気のない土器ですが、彼の生活や出会い、文化など様々なものごとの発露です。彼にとってつくる事とは「日記を書くような感覚」、そうして生まれた作品は「これから出会うものたちとの繋がりのきっかけになるようなものたち」と語ります。
本展では、様々な土器を一堂に展覧いたします。田中さんの「のやきもの」の世界をお楽しみくださいませ。
田中太郎(たなか・たろう)陶歴
1990 東京都に生まれる
2015 京都精華大学 大学院 芸術研究科 前期博士課程 修了
2017 素材研究バンド「monolith&soilmans note」結成
現在 多治見市で作陶中
※新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長を受け、京都陶磁器会館は当面の間、土日祝のみの営業といたします。それに伴い、展覧会が土日祝のみの開催となります。なお開館日の営業時間に関しては、通常通り10時から18時としております。
何卒ご理解とご協力いただきますようお願い申し上げます。
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京都の誇る伝統産業の維持・発展には優れた技術を受け継ぐ「人づくり」がその基盤となります。(地独)京都市産業技術研究所では後継者の育成を図るため,専門的な基礎知識と技術について教育・指導を行う「伝統産業技術後継者育成研修」を行っています。
今回は,新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ延期となりました令和元年度の作品展に続けて,令和2年度の作品展を展示替えにて開催いたします。
多数の皆様にご来場いただきますよう,ご案内申し上げます。
主催:地方独立行政法人京都市産業技術研究所
後援:京都陶磁器研究会
研究生
令和元年度:市野 翔太,加藤 亜弥,辻井 祐子,寺本 愛彩,中塚 剛,森里 眞麗,山川 泰司
令和2年度:清水 辰弥,横山 美奈子,NG LAY YEE
平日臨時閉館に伴う変更後の展覧会開催日程
令和元年度修了作品展:2月20日(土)、21日(日)、23日(火)
令和2年度修了作品展:2月27日(土)、28日(日)
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、誠に申し訳ございませんが、開催を延期とさせていただきます。
開催時期が決定次第、改めて告知させていただきます。
どうぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
糸井康博さんの作品は、端正な形と落ち着いた風合いが魅力的です。
新しい命を吹き込むことにより、古代から時空を超えて現代に蘇り誕生したような作品を意識して制作されています。
本展では、その世界観を色濃く反映した「倭(やまと)」の作品を中心に、独自の技法で取り組んできた灰釉からさらに進化した「硝彩(しょうさい)」の茶盌、香炉、壺、花器、酒器から楽しい器までを展覧いたします。
是非、ご覧くださいますようご案内申し上げます。
糸井康博(いとい・やすひろ)
1972 京都伏見に生まれる
1995 大阪芸術大学 建築学科卒業
鎌田幸二氏の指導を受ける
1997 京都府立陶工高等技術専門校卒業
猪飼祐一氏に師事
日本工芸会正会員
2017年の陶工専門校での講演会「若手料理人×若手陶工、食文化と伝統産業の新たな出会いと創造」でのパネルディスカッションの提言をきっかけに「伝統産業×食文化」コラボ推進委員会を発足しました。
当委員会は若手料理人と若手陶芸家を繋ぎ、意見交換を密に行い、互いに高めあいながら新たな料理及び作品を生み出して業界の発展に寄与することを目的としています。
本展では、COVID19の影響で開催中止となった2019年度の活動成果報告と展示販売会を開催します。新たな伝統と文化の幕開けを予感させるコラボレーションとなっておりますので是非ともご高覧ください。
今年も年の瀬となりました。
さて、弊館では今年の締めくくりに「干支・丑展」を開催いたします。2021年は辛丑(かのとうし)です。
丑(うし)は、植物の芽が種の中で眠る状態を表し、物事を始めることで伸びやすくなる年であると言われます。粘り強さや堅実さの象徴である丑には、真面目に努力を重ねる力があります。
実りある1年を願って、お気に入りの陶人形をお選びいただければ幸いです。
〈出展者〉
小田晋司・小田雅宏・島田耕園・土田博之・(株)リュウコ堂
東京2020オリンピック・パラリンピックにちなみ、陶芸の技法やテーマを競技に見立てた「やきもの競技展」を開催いたします。本展は、「競技」ごとに7つの展覧会をリレー形式で行います。
7つ目の競技は「鋳」です。鋳込み成形は、器を大量生産するために開発された技法ですが、その均質性などの特性を活かして様々な表現に応用されています。本展では、鋳込み成形の器から造形物まで幅広い作品を展覧致します。
競技を通して、選手も鑑賞者も熱狂するオリンピック・パラリンピックのような、熱気に溢れる展覧会をお楽しみ下さいませ。
また、1階にて同時開催の年末恒例、干支の陶人形展にも鋳込み成形の作品が多く展示されていますので合わせてご覧いただければ幸いです。
出展者(五十音順)
青木岳文(岐阜)
禹寬壕(韓国)
田中雅文(大阪)
長江重和(愛知)
林秀行(京都)
※諸般の事情により、第4回の「光」は2021年8月13日(金)~8月25日(水)へ、第5回の「磨」は2021年6月25日(金)~7月7日(水)に延期になりました。
東京2020オリンピック・パラリンピックにちなみ、陶芸の技法やテーマを競技に見立てた「やきもの競技展」を開催いたします。本展は、「競技」ごとに7つの展覧会をリレー形式で行います。
6つ目の競技は「命」です。「生命感」や「生命観」といったキーワードは、陶芸だけでなく美術工芸全般の制作・鑑賞の双方にとって、重要な要素の一つです。本展では、そのテーマに沿う、ベテラン作家と若手作家の中から、抽象表現と具象表現を1人ずつ、計4名の作家にご出品頂きます。奇しくも特に「命」について考えさせられる時世ですが、いかなる逆境にも負けない展覧会でありたいと思います。
競技を通して、選手も鑑賞者も熱狂するオリンピック・パラリンピックのような、熱気に溢れる展覧会をお楽しみ下さいませ。
出展者(五十音順)
井尻杏那(京都)
杉浦康益(神奈川)
武村和紀(京都)
Peter Hamann(兵庫)
※諸般の事情により、第4回の「光」は2021年8月13日(金)~8月25日(水)へ、第5回の「磨」は2021年6月25日(金)~7月7日(水)に延期になりました。
堀尾泰彦氏は、べっ甲釉、油滴を中心とした鉄釉と、様々な景色を生じる色釉など多数の釉薬を巧みに用いて制作しています。
作品はどれも表情豊かで奥ゆきを感じさせ、色の異なる作品を並べた様は、さながら宇宙のようです。中でもべっ甲釉の深みとあでやかさは目を引きつけて離しません。
本展では、食器や酒器、茶器、また花器や香器を展覧いたします。
お気に入りの品を見つけていただき、それが家で過ごす時間を楽しむ一助となれば幸いです。
〈 堀尾泰彦 陶歴 〉
1959 京都東山五条に三代目堀尾竹荘の次男として生まれる
1982 京都市立芸術大学工芸科陶磁器専攻卒業 卒業制作大学買い上げ
1984 同大学大学院修了
京都府工芸美術展・京展・中日国際陶芸展・陶芸ビエンナーレ・国際陶芸展美濃・京都工芸ビエンナーレに入選。
京都・大阪・岡山・横浜・日本橋高島屋にて個展・二人展を開催。その他各地で個展グループ展多数。
NHK岩ヶ谷陶芸教室 講師
京都府亀岡市の東別院町で作陶する森本真二(もりもと しんじ)氏。
気持ちが停滞してしまいそうな空気に負けず、新しいことに挑戦する気持ちを土と炎にのせて、本展覧会の作品を生み出しました。窯の中で長い時間をかけて焼き上げられる作品の色合いには、複雑に混ざり合いながらも調和のとれた美しさがあります。
うつわと花入れ、茶盌や酒器など様々な作品をご用意しております。ぜひご高覧ください。
<宋永窯 森本真二 陶歴>
1963 京都に生まれる
1986 京都市工業試験場伝統産業研修専攻科修了
1987 京都府陶工職業訓練校成形科修了
1991 山梨県増穂にて登窯・穴窯焼成を担当 池田満寿夫氏らの焼成を担当
1992 京都市山科、清水焼団地において新工房を開く 国際陶磁器展 美濃’92初入選
1993 大阪阪神百貨店にて個展以後毎年全国の百貨店、画廊にて精力的に展覧会を開催
1998 京都・山科の工房を亀岡・東別院の地へ移す
1999 リッツ・カールトン・ホテル大阪にて茶会と個展
2015 銀座松屋にて20回目の記念個展を開催
赤織部と天目、穴窯焼成を中心に現在に至る。
京都工芸繊維大学野口研究室(インテリアデザイン)が空間演出する、
陶器をつかったアクセサリーのマルシェです。
「京焼を楽しく知る」をコンセプトとして掲げています。
京都で生まれる陶磁器の魅力を、アクセサリーという身近なもので表現することで、
より多くの人に京焼の魅力を伝えることができたらと思っています。
アクセサリー作家は京都を拠点に活動しており、
その多くはうつわや花器なども製作しています。
パーツから思い描くものを生み出すことのできる、陶器のアクセサリーは、多くの工程を要しますが、
一つ一つが手作りのため、それぞれに独特の味わいがあります。
美術品を身に着ける感覚で毎日使って頂く事で、あなたの毎日を彩ります。
自分へのご褒美に、誰かへの贈り物に、ちょっとした手土産に、
「とっておき」を選んでください。
出品予定作家:
ayako.ceramics(小川 文子)/katou kumiko(加藤 久美子)/このは陶房(佐藤 健太)
/Käthe(カーテ 仲山 和紀)/KiKi(細川 恵)