毛利愛実子さんの家の裏には、深い山が広がっています。
家の隣の原っぱは、耕すことで畑になります。家の周りには、土や雪の上に残された生き物の気配があちらこちらにあります。
自身の生活から姿の見えない彼らの生活を想像し、また、自身のつくったものから彼らのつくるものを想像します。
本展は、作家の日々の生活と、姿の見えない何かの存在が垣間見える展示となります。ぜひご高覧下さい。
1993年 大阪生まれ
京都市立芸術大学工芸科に入学し、
陶磁器を専攻する。
同大学の大学院卒業後、2020年鳥取県湯梨浜町に移住し、生活をはじめる。
新型コロナウイルスの感染防止を目的とした臨時閉館に伴い、2020年より延期しておりました展覧会を開催させていただきます。
生まれ育った京都の嵯峨野に工房を構え、作陶する守崎正洋氏。
ご自身も生活の中で料理をすることで、ひとびとが共有する時間に映える事を自然と意識し、うつわや酒器を製作している。自然と装飾のないフォルムにつながり、そこには使われることで生きる心地よい余白が見える。
うつわ本来の使命を兼ね備えた、あくまでも料理やお酒を引き立たせる控えめな加色でありながら、天目も含む豊富な色の展開。春を迎えるこの時期にふさわしい桜華釉も含め、色とりどりの食器たちが空間を彩る。
守崎正洋(もりさき・まさひろ)陶歴
1971年10月19日 京都市生まれ
1999年 京都伝統工芸専門校(現在 大学校)陶芸本科修了
1999年 以後二年間、大覚寺陶房にて和泉良法氏に師事
2002年 (株)たち吉主催『京都陶芸の新しい芽』入選
2003年 京都市工業試験場陶磁器コース専修科修了
2003年 京都、嵯峨野にて開窯 独立
2004年 伝統産業「京の若手職人」海外(イタリア)派遣事業に選出
2006年 2006『めし碗グランプリ展』入選
2008年 第26回『朝日現代クラフト展』入選
2012年 第10回『ローディ陶器コンクール』(イタリア)入賞
新型コロナウイルスの感染防止を目的とした臨時閉館に伴い、2020年より延期しておりました展覧会を開催させていただきます。
内海大介さんとshima.さんの二人展を開催いたします。おふたりとも染付の器を中心につくられていますが、それぞれ独特の魅力があります。
内海さんはシンプルで美しいものを目指して、規則的な網目模様を描き詰めるシリーズが代表的です。shima.さんは動物の絵付けが中心で、伝統的な落ち着いた色調の染付から、ユーモアがあふれています。
本展では、おふたりの食器を中心に、「こまやかなうつわたち」を一堂に展覧いたします。ぜひお気に入りの逸品をみつけにお越しくださいませ。
内海大介(うつみ・だいすけ)陶歴
2012 京都伝統工芸大学校 卒業
京焼の窯元 瑞光窯に就職
2014 たつの市にて独立
個展・グループ展など多数
shima.(しま)陶歴
2010 京都伝統工芸大学校 卒業
2012 がまの窯 開窯
現在 京都市内にて562庵の主として活動中
全国のイベント、百貨店催事など多数
※新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長を受け、京都陶磁器会館は当面の間、土日祝のみの営業といたします。それに伴い、展覧会が土日祝のみの開催となります。なお開館日の営業時間に関しては、通常通り10時から18時としております。
何卒ご理解とご協力いただきますようお願い申し上げます。
——————–
京都青窯会協同組合による、今の時期だからこそ提案したい
「ひとり膳」をテーマとした展覧会を開催します。
コロナ禍でおうち時間が増える中、「食べる、飲む」という日常における行為を、
器で楽しく豊かにしたいという想いを込めて企画制作された本展。
作家それぞれの特色がよく表れた作品からお気に入りを見つけていただき、おうち時間をお楽しみいただけますと幸いです。
ぜひご高覧ください。
平日臨時閉館に伴う変更後の展覧会開催日程
2月20日(土)、21日(日)、23日(火)、27日(土)、28日(日)
巖田建さんの器は、やさしい質感の釉薬が魅力的です。
彼は、様々な釉薬を使われますが、どの釉薬にも共通しているのは奥行きのある質感です。禾目が生じるマット釉が特徴的ですが、板谷波山の作品に触発されて、つくられたそうです。
本展では、特に春にふさわしい色調の酒器や茶器を中心に、様々な器を展覧いたします。春の宴のために、是非お手に取ってお気に入りの逸品をお探しくださいませ。
昭和38年に京焼清水焼絵付け師達により結成された京都陶磁器色絵陶絵会。
回を重ね、第47回陶絵会展を開催させて頂きます。
作り手の想いを使い手に届けることを常に心がけて制作に励む成果として、本展では茶道具からアクセサリーまで、幅広く色とりどりの作品を展覧いたします。
主催:一般財団法人 京都陶磁器協会、京都陶磁器色絵陶絵会
後援:京都府、京都市、京都色絵陶芸協同組合
新型コロナウイルスの感染防止を目的とした臨時閉館に伴い、2020年3月より延期しておりました展覧会を開催させていただきます。
田中太郎さんは、野焼きの土器をつくられています。
彼は大学卒業後、陶芸を始めるにあたり、窯を持っていない状況の自分に何ができるかを考え、野焼きにたどり着きました。飾り気のない土器ですが、彼の生活や出会い、文化など様々なものごとの発露です。彼にとってつくる事とは「日記を書くような感覚」、そうして生まれた作品は「これから出会うものたちとの繋がりのきっかけになるようなものたち」と語ります。
本展では、様々な土器を一堂に展覧いたします。田中さんの「のやきもの」の世界をお楽しみくださいませ。
田中太郎(たなか・たろう)陶歴
1990 東京都に生まれる
2015 京都精華大学 大学院 芸術研究科 前期博士課程 修了
2017 素材研究バンド「monolith&soilmans note」結成
現在 多治見市で作陶中
※新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長を受け、京都陶磁器会館は当面の間、土日祝のみの営業といたします。それに伴い、展覧会が土日祝のみの開催となります。なお開館日の営業時間に関しては、通常通り10時から18時としております。
何卒ご理解とご協力いただきますようお願い申し上げます。
——————–
京都の誇る伝統産業の維持・発展には優れた技術を受け継ぐ「人づくり」がその基盤となります。(地独)京都市産業技術研究所では後継者の育成を図るため,専門的な基礎知識と技術について教育・指導を行う「伝統産業技術後継者育成研修」を行っています。
今回は,新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ延期となりました令和元年度の作品展に続けて,令和2年度の作品展を展示替えにて開催いたします。
多数の皆様にご来場いただきますよう,ご案内申し上げます。
主催:地方独立行政法人京都市産業技術研究所
後援:京都陶磁器研究会
研究生
令和元年度:市野 翔太,加藤 亜弥,辻井 祐子,寺本 愛彩,中塚 剛,森里 眞麗,山川 泰司
令和2年度:清水 辰弥,横山 美奈子,NG LAY YEE
平日臨時閉館に伴う変更後の展覧会開催日程
令和元年度修了作品展:2月20日(土)、21日(日)、23日(火)
令和2年度修了作品展:2月27日(土)、28日(日)
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、誠に申し訳ございませんが、開催を延期とさせていただきます。
開催時期が決定次第、改めて告知させていただきます。
どうぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
糸井康博さんの作品は、端正な形と落ち着いた風合いが魅力的です。
新しい命を吹き込むことにより、古代から時空を超えて現代に蘇り誕生したような作品を意識して制作されています。
本展では、その世界観を色濃く反映した「倭(やまと)」の作品を中心に、独自の技法で取り組んできた灰釉からさらに進化した「硝彩(しょうさい)」の茶盌、香炉、壺、花器、酒器から楽しい器までを展覧いたします。
是非、ご覧くださいますようご案内申し上げます。
糸井康博(いとい・やすひろ)
1972 京都伏見に生まれる
1995 大阪芸術大学 建築学科卒業
鎌田幸二氏の指導を受ける
1997 京都府立陶工高等技術専門校卒業
猪飼祐一氏に師事
日本工芸会正会員
2017年の陶工専門校での講演会「若手料理人×若手陶工、食文化と伝統産業の新たな出会いと創造」でのパネルディスカッションの提言をきっかけに「伝統産業×食文化」コラボ推進委員会を発足しました。
当委員会は若手料理人と若手陶芸家を繋ぎ、意見交換を密に行い、互いに高めあいながら新たな料理及び作品を生み出して業界の発展に寄与することを目的としています。
本展では、COVID19の影響で開催中止となった2019年度の活動成果報告と展示販売会を開催します。新たな伝統と文化の幕開けを予感させるコラボレーションとなっておりますので是非ともご高覧ください。