京都陶磁器協会懇話会は、京焼・清水焼の作家や窯元、原料会社等の意見を集約するために設けられた部会で、京都府内・市内のエリアごと6つの地域別に分かれています。
今回は、主に京都市内の五条坂周辺にて作陶されている東山北地区会員の皆さまの作品を展覧いたします。
各懇話会員の巧みな技が光る作品の数々をぜひご高覧ください。
出展者(五十音順)
猪飼祐一 小垣和子 小川文齋 叶具夫 河合徳夫
清水六兵衛 島田耕園 諏訪蘇山 清雅堂工房「陶谷窯」
石雲窯 石川丘 田中寿宝 中村譲司 堀尾泰彦
宮川香齋 森里龍生
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、実施機関や営業時間が変更になる場合がございます。
澪標には、道しるべ、身を尽くす、と言う意味があります。
私は大病を患い、生死をさまよう経験をしました。
その後、京焼・清水焼に魅せられ、生きる道しるべを見つけ、京都にて修行を重ねました。
一度きりの人生に身を尽くし、心を込めて日々作陶しております。
代表作「白菊」を始め、心つくしの色絵の作品をご覧いただけたら幸いです。
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以前に三内丸山遺跡を訪れた時の感動や舞鶴湾の浦入遺跡から大型の丸木舟が出土した事等、縄文時代からインスピレーションを受けています。
今も昔も変わらぬ人間の暮らしにロマンを感じ、「 土」という素材を通して、自分の思いを表現したいと思っています。
ぜひご高覧ください。
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〈 山本重行 (やまもと・しげゆき) 〉
1943年 京都市生まれ
1961年 京都市立美術高等学校彫刻科卒業
1969年 宇治炭山工芸村設立参加
1978年より全国各地にて個展を開催
その他、海外への視察や長谷川松寿堂のロビー陶壁制作などにも携わる
田中大輝さんは、使う人や料理に寄り添ううつわ作りに重きを置いて、 京都京北にて日々制作しています。
型が織りなす美を求め、様々な 技法や釉薬の調合、図案に渾身をそそいでいます。
本展は「人となり」ならぬ「うつわとなり」をテーマとした、うつわの 性質や有様を感じていただけるように設えています。
粉引や染付、白磁など、幅広いニーズに応えるため、こだわりを持って 作りあげられた作品が並びます。
ぜひご高覧ください。
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〈 田中大輝(たなか・だいき)陶歴 〉
1990 生
2012 京都精華大学芸術学部素材表現学科陶芸コース卒業
2012 村田製陶所に勤務 村田 森 氏に師事
2015 右京区京北にて独立
沖縄の同じ工房にて研鑽を積んだ作り手である4名は、独立後沖縄で活動するもの、地元に帰り活動するもの、様々な場所に移り作陶に励んでいます。
沖縄での修行によって得た技術、技法、思いや風景などを、それぞれが自身の持つ技法や作風に溶け込ませ、作り上げる「やちむん」を、沖縄返還50年を迎える本年に合わせ、展示させていただきます。
参加作家(50音順)
今泉龍介(山口) 高木竜太(京都) 長谷川哲也(愛知) 深貝公拓(沖縄)
「水天一碧:遠く水平線上で空と海の青色が融け合って一続きに見えること」
を理想に作陶した空碧釉などの食器や一輪挿し、大物花瓶を出品いたします。
窯の焼成と釉の掛け方で一点ごとに変化する色合いは一期一会と感じております。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。
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陶磁器だけではなく、ガラス、金工、漆工、我谷盆の8名の作家による、煎茶工芸と現代の美術作品を取り合わせた床飾り、茶席を観覧できる展示などを作り上げます。
様々なジャンルの作家たちの作品によって、それぞれの魅力をより強く感じていただくことができる展覧会となっております。
ぜひご高覧ください。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、実施期間や営業時間が変更になる場合がございます。
参加作家(50音順)
稲澤隆生 今井美智 雲林院寶山 川上力三 櫻井靖子 二代 松下喜山 四代 三木表悦 森口信一
谷口晋也さんは、近年茶具の制作に力を注がれています。
お茶にまつわる器は、茶道具や煎茶器などをはじめ、様々なものがありますが、 本展では、土瓶をはじめ注ぐ器を中心に様々な茶具を一堂に展覧いたします。
谷口さんは、今日では使われる機会が少なくなった土瓶に特に強い興味をもたれ、 制作されました。
やさしい質感の本体に付けられた取手も彼の手作りです。
いろいろな茶具の垣根を越える谷口さんの世界をお楽しみくださいませ。
なづな学園とは、京都市東山区にある女性のみの障害者就労支援施設です。
地域の方々と共に育ち、支え合いながら歩んできました。
陶芸・編み物・ 縫物などの手作業をメインに日々作業に取り組んでいます。女性ならではの柔らかく、温かみのある製品を是非見に来ていただけましたらと思います。
また、日頃ご指導いただいております、陶芸家の岡本和芳先生の作品も展示しております。
京都の誇る伝統産業の維持・発展には,優れた技術を受け継ぐ「人づくり」がその基盤となります。
(地独)京都市産業技術研究所では,後継者の育成を図るため,専門的な基礎知識と技術について教育・指導を行う「伝統産業技術後継者育成研修」を行っています。
今年度は,新型コロナウイルス感染拡大の影響による長期休止期間を経て,限られた時間の中,精一杯制作に取り組んでまいりました。ここに研修の成果を発表いたします。
多数の皆様にご来場いただきますよう,ご案内申し上げます。