これまで多くの人間国宝を輩出してきた日本工芸会近畿支部が運営、開催する日本伝統工芸近畿展が今年50回の節目を迎えます。
それを記念して、現在支部運営に携わる役員による選抜展を企画いたしました。
多くの産地を抱え、多彩な技法、表現による近畿支部陶芸部会の今を感じて頂ける展覧会です。
また設立、運営を担って来られた重要無形文化財保持者(人間国宝)の石黒宗麿、富本憲吉、近藤悠三、清水卯一の作品も展示いたします。
ご高覧、ご批評頂きますようお願いいたします。
近畿支部陶芸部会長 岡田優
出品者 五十音順
猪飼 祐一
石橋 裕史
岡田 優
加藤 清和
神崎 秀策
國定 克彦
清水 一二
神農 巌
樋口 邦春
古川 拓郎
本多 亜弥
【お知らせ】
新型コロナウイルスの感染防止の観点より、誠に申し訳ございませんが、2022年に開催を延期させていただきます。なお延期日につきましては、後日改めてご案内させていただきます。
どうぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
田中大輝さんは、使う人や料理に寄り添ううつわ作りに重きを置いて、京都京北にて日々制作しています。
型が織りなす美を求め、様々な技法や釉薬の調合、図案に渾身をそそいでいます。
本展は「人となり」ならぬ「うつわとなり」をテーマとし、うつわの性質や有様を感じていただけるように設えています。 粉引や染付、白磁など、幅広いニーズに応えるため、こだわりを持って 作りあげられた作品が並びます。
ぜひご高覧ください。
田中大輝(たなか・だいき)
1990生
2012京都精華大学芸術学部素材表現学科陶芸コース卒業
2012村田製陶所に勤務 村田 森 氏に師事
2015右京区京北にて独立
【お知らせ】
新型コロナウイルスの感染防止の観点より、誠に申し訳ございませんが、2022年に開催を延期させていただきます。なお延期日につきましては、後日改めてご案内させていただきます。
どうぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
谷口晋也さんは、近年茶具の制作に力を注がれています。
お茶にまつわる器は、茶道具や煎茶器などをはじめ、様々なものがありますが、本展では、土瓶をはじめ注ぐ器を中心に様々な茶具を一堂に展覧いたします。
谷口さんは、今日では使われる機会が少なくなった土瓶に特に強い興味をもたれ、制作されました。やさしい質感の本体に付けられた取手も彼の手作りです。いろいろな茶具の垣根を越える谷口さんの世界をお楽しみくださいませ。
谷口晋也(たにぐち・しんや)陶歴
1978 京都生まれ
2003 京都市立芸術大学大学院工芸専攻陶磁器修了
日常食器や茶具、水の造形と宇宙をテーマにした立体造形などを中心に「ものつくり」として活動。
新型コロナウイルスの感染防止を目的とした臨時閉館に伴い、2020年より延期しておりました展覧会を開催させていただきます。
八木美詠子さんの作品は、淡い雰囲気を纏ったかわいらしい器です。
しっとりとした釉薬は八木さんがご自身で研究されたもので、そこにやさしい色調の染付や色絵を施されます。
本展では、季節に合わせて桜の絵柄の食器を中心に展覧いたします。淡い雰囲気にぴったりの桜の絵柄を纏った器たちがならぶ情景は、まさに花霞のように私たちを楽しませてくれるでしょう。
ぜひ、お手に取ってお気に入りの逸品をお探しくださいませ。
八木美詠子(やぎ・みえこ)陶歴
1973 京都生まれ
1996 奈良教育大学 美術専攻 卒業
2002 陶工高等技術専門校 図案科修了
楽峰製陶所 勤務
2011 京都市産業技術研究所 伝統産業技術者研修 陶磁器コース本科修了
2013~ 同コース 非常勤講師
東山区に開窯
毛利愛実子さんの家の裏には、深い山が広がっています。
家の隣の原っぱは、耕すことで畑になります。家の周りには、土や雪の上に残された生き物の気配があちらこちらにあります。
自身の生活から姿の見えない彼らの生活を想像し、また、自身のつくったものから彼らのつくるものを想像します。
本展は、作家の日々の生活と、姿の見えない何かの存在が垣間見える展示となります。ぜひご高覧下さい。
1993年 大阪生まれ
京都市立芸術大学工芸科に入学し、
陶磁器を専攻する。
同大学の大学院卒業後、2020年鳥取県湯梨浜町に移住し、生活をはじめる。
新型コロナウイルスの感染防止を目的とした臨時閉館に伴い、2020年より延期しておりました展覧会を開催させていただきます。
生まれ育った京都の嵯峨野に工房を構え、作陶する守崎正洋氏。
ご自身も生活の中で料理をすることで、ひとびとが共有する時間に映える事を自然と意識し、うつわや酒器を製作している。自然と装飾のないフォルムにつながり、そこには使われることで生きる心地よい余白が見える。
うつわ本来の使命を兼ね備えた、あくまでも料理やお酒を引き立たせる控えめな加色でありながら、天目も含む豊富な色の展開。春を迎えるこの時期にふさわしい桜華釉も含め、色とりどりの食器たちが空間を彩る。
守崎正洋(もりさき・まさひろ)陶歴
1971年10月19日 京都市生まれ
1999年 京都伝統工芸専門校(現在 大学校)陶芸本科修了
1999年 以後二年間、大覚寺陶房にて和泉良法氏に師事
2002年 (株)たち吉主催『京都陶芸の新しい芽』入選
2003年 京都市工業試験場陶磁器コース専修科修了
2003年 京都、嵯峨野にて開窯 独立
2004年 伝統産業「京の若手職人」海外(イタリア)派遣事業に選出
2006年 2006『めし碗グランプリ展』入選
2008年 第26回『朝日現代クラフト展』入選
2012年 第10回『ローディ陶器コンクール』(イタリア)入賞
新型コロナウイルスの感染防止を目的とした臨時閉館に伴い、2020年より延期しておりました展覧会を開催させていただきます。
内海大介さんとshima.さんの二人展を開催いたします。おふたりとも染付の器を中心につくられていますが、それぞれ独特の魅力があります。
内海さんはシンプルで美しいものを目指して、規則的な網目模様を描き詰めるシリーズが代表的です。shima.さんは動物の絵付けが中心で、伝統的な落ち着いた色調の染付から、ユーモアがあふれています。
本展では、おふたりの食器を中心に、「こまやかなうつわたち」を一堂に展覧いたします。ぜひお気に入りの逸品をみつけにお越しくださいませ。
内海大介(うつみ・だいすけ)陶歴
2012 京都伝統工芸大学校 卒業
京焼の窯元 瑞光窯に就職
2014 たつの市にて独立
個展・グループ展など多数
shima.(しま)陶歴
2010 京都伝統工芸大学校 卒業
2012 がまの窯 開窯
現在 京都市内にて562庵の主として活動中
全国のイベント、百貨店催事など多数
※新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長を受け、京都陶磁器会館は当面の間、土日祝のみの営業といたします。それに伴い、展覧会が土日祝のみの開催となります。なお開館日の営業時間に関しては、通常通り10時から18時としております。
何卒ご理解とご協力いただきますようお願い申し上げます。
——————–
京都青窯会協同組合による、今の時期だからこそ提案したい
「ひとり膳」をテーマとした展覧会を開催します。
コロナ禍でおうち時間が増える中、「食べる、飲む」という日常における行為を、
器で楽しく豊かにしたいという想いを込めて企画制作された本展。
作家それぞれの特色がよく表れた作品からお気に入りを見つけていただき、おうち時間をお楽しみいただけますと幸いです。
ぜひご高覧ください。
平日臨時閉館に伴う変更後の展覧会開催日程
2月20日(土)、21日(日)、23日(火)、27日(土)、28日(日)
巖田建さんの器は、やさしい質感の釉薬が魅力的です。
彼は、様々な釉薬を使われますが、どの釉薬にも共通しているのは奥行きのある質感です。禾目が生じるマット釉が特徴的ですが、板谷波山の作品に触発されて、つくられたそうです。
本展では、特に春にふさわしい色調の酒器や茶器を中心に、様々な器を展覧いたします。春の宴のために、是非お手に取ってお気に入りの逸品をお探しくださいませ。
昭和38年に京焼清水焼絵付け師達により結成された京都陶磁器色絵陶絵会。
回を重ね、第47回陶絵会展を開催させて頂きます。
作り手の想いを使い手に届けることを常に心がけて制作に励む成果として、本展では茶道具からアクセサリーまで、幅広く色とりどりの作品を展覧いたします。
主催:一般財団法人 京都陶磁器協会、京都陶磁器色絵陶絵会
後援:京都府、京都市、京都色絵陶芸協同組合