「空女展~若き作家達の挑戦~」

86(2018.03.18)

2今回は、2017317()29()の期間中、開催しておりました、「空女展~若き作家達の挑戦~」をご紹介させていただきます。今回の展覧会は、京都においても特異で豪華絢爛な作品に魅了され、独自のエッセンスと融合させた作品を製作されている「空女」先生と、先生の感性に触れその思想を独自に昇華した作家達による展覧会です。

 精緻、煌き、自らの持つ技術のすべてを詰め込んだ様な特徴を持つ京薩摩は、現代では継承されていない京都の焼き物の一つです。その作品を独学で身につけ、作品に取り込まれている空女先生。

作家としての活動だけではなく、その技術を後世に残すべく、陶磁器の学校で教鞭も取られていました。その学校で出会われた多くの若者が、先生の感性や取り組み方に感銘を受け、自らの作品へ繁栄させてきました。

 全国に散らばる空女氏の思いや姿勢を継承した作家達が、京都に集まり自らの成果を示すような展覧会となっておりました。上絵・下絵・焼締・釉薬、様々な技法を用い、様々な表情の器たちが集まりました。

 以前、当ホームページ内の「クローズアップ陶人」のコーナーにおきましても、ご紹介させていただいていた、空女さん。彼女とその教え子さん達の今後の活躍が楽しみです。今後も、京都陶磁器会館では、匠から若手まで、京都の窯元・作家をご紹介させていただきます。

 

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