第48回青窯会展

vol.72(2016.02.07)

「第48回青窯会展」

今回は、26()214()の期間中開催しております、「第48回青窯会展」をご紹介させていただきます。

1この展覧会は、京都・東山、御寺泉涌寺のほとりで大正時代初期より約90年間にもわたり、窯元や作家が制作活動を続け、この地域の陶芸に携わる方々が集まって設立された、京都青窯会協同組合が主催となり開催するものです。

1964年、東京オリンピックの開催年に、第1回青窯会展が開催され、以来毎年開催されており、4年後の2020年東京オリンピックを迎える予定となっています。

青窯会に所属されている窯元・作家の皆さんには、泉涌寺の地で、長年にわたり積み上げられてきた、技術と知識が今日に至るまで脈々と受け継がれ、現在のニーズに合わせた作品を生み出しています。

 

2青窯会展では、毎年、コンテストが開催されており、大小様々な作品が展示されています。本年度の最優秀賞は、「京都府知事賞」で伯耆正一作「MASQUE 花器」です。

伯耆正一さんは、窯元の4代目としてお生まれになり、楠部彌弌先生に師事され日展を中心に活躍されております。

その作品は、大きさもさることながら、一部に施された細かな細工や彩色が、作品を引き締めるとともに、魅力を際立たせています。

 

 

 

 

 

また、同展では、展示品の販売も行っており、実際に触れて購入することもできます。年に1度の展覧会だけに各作家が、趣向を凝らした作品が多く並び、また、それぞれの個性が際立った内容となっています。日用食器から花器・オブジェまで様々な作品が並んでいます。

是非、期間中、京都陶磁器会館へお越しいただき、「第48回青窯会展」をご覧ください。

 

 

 

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