11月1日から11日の期間中、京都陶磁器会館2Fにて開催しておりました、「わん・碗・ONE展~次代を担う若者の作品展」が無事終了いたしました。期間中は700名近い方に来場していただき、たくさんの投票もいただきました!
来場していただいた方には、展示している学生の作品の中からお好きな作品5点を選んでいただき、その結果、上位10名の学生さん方には当協会より賞金と賞状が授与され、また、最優秀賞の方には京都市長より賞状の授与と五条坂・茶わん坂ネットワーク様より副賞が授与されました。この授賞式は五条坂・茶わん坂ネットワーク主催の「わん・碗・ONE展」というイベントのエンディングセレモニーの中で執り行われました。
京都府下の7つの陶芸を学ぶことができる大学・専門学校・教育機関が参加した、今回の展覧会では、総勢60名60点の作品が並ぶ展覧会となり、たくさんの若者の新しい作品が並びました。今現在、いろいろな環境や情報、新たな価値観やイメージの中で制作されている学生・生徒さんたちの作り出す作品達は、どれも見た目も鮮やかなものとなっていました。その中にも、テーマである「わん」として、日常使うことを考えられた作品には、古くより受け継がれている陶芸としての伝統的な技法やデザインも取り入れられていました。
今回の「わん・碗・ONE展~次代を担う若者の作品展~」では、より「わん」としての用途を重視した作品が多く、実用性やデザイン性など様々な点において優劣のつけがたい作品が集まりました。若いセンスの中にも伝統を取り入れた個性あふれる作品が並び、とても良い展覧会となりました。参加していただいた各大学の学生さん、先生方、そして展覧会に来ていただいた皆様ご参加いただきありがとうございました。
次回も「未来の陶芸作家」を応援すべく、今回のような展覧会を企画・開催していきたいと思います。その際はどうぞご協力の程よろしくお願いいたします。
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