今回は、京都の紅葉の名所東福寺から泉涌寺周辺の窯元さんが開いている、「第20回窯元もみじまつり」をご紹介させていただきます。「第20回窯元もみじまつり」は11月23日(土・祝)~12月1日(日)まで開催していました。この陶器まつりは、もみじまつり会主催・京都陶磁器協会後援のイベントになり、紅葉とタイアップした陶器市として広く知られています。
開催場所である、東福寺・泉涌寺周辺というのは、窯元の多く集まる地として、京都でも有名です。その町並みには、いたるところに窯元が軒を連ね、日々の暮らしの中に溶け込んだ陶磁器の世界があります。普段、見えることのない陶磁器作品の根本ともいえる、生活や町との関係を紅葉と共にゆったりとした時間の中で見ることができる、イベントとなっておりました。
東福寺・泉涌寺周辺の作家・窯元さんの作品は、京焼・清水焼であり、その作風は様々なものです。色絵から青磁、染付まで多種多様な作品が並び、どの窯元を見ても飽きることのないものとなっております。
イベントの中には、実際にロクロを体験できるスペースや、飲食スペース等くつろげる場所もあり、また、並べるだけの展示販売だけでなく、「見せる展示」や作家と購入者の交流をテーマにしたような販売スペースもありました。ほとんどの展示・販売は窯元さんの工房で行っており、実際の制作の現場を見ることが出来る機会にもなっております。
是非、次回とはなりますが、窯元の集まるこの地ならではの、紅葉と作品達をご覧いただければと思います。鮮やかな紅葉と艶やかな京焼・清水焼が待っています。
京都青窯会館ホームページhttp://www.seiyoukai.com/index.html
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