今回は、2013年10月11日~17日の期間中、京都陶磁器会館1階にて開催しております、一般財団法人京都陶磁器協会主催の企画展「女流陶五人展」をご紹介させていただきます。
入江裕紀・小関弘泉・坂田瑠璃・寺田嘉扇・堀岡洸匠の女性五名の絵付け師による展覧会となっており、それぞれの方が、長年制作されていましたが5人が集まって展覧会をされるのは初めてとのことです。
色絵と呼ばれる、釉薬の上に様々な色の絵の具で描かれた作品や、染付と呼ばれる、釉薬の下に青一色で描かれた作品をメインに、古典的な図案や文様を、現代にも合うように、かつ伝統をなくしすぎないようなデザインを作り上げておられます。その中にもそれぞれの個性や感性といった「ならでは」のものがあり、約100点ある作品にもそれぞれの魅力があり、見応えのある展示会となっております。
展示されている作品は、食器に限らず、抹茶盌や香炉などといった作品も多く並んでおります。その作品の中に普段より制作されている割烹食器の技術に基づいた「用の美」といったものが存在し、実際に使用した際の事を細かなところまで考えられている作品となっております。
京都陶磁器会館では、この五人の方の作品は常設として展示させていただいております。会期終了後でもご覧いただくことができますので、是非お越しください。
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