今回は、11月23日(金)~26日(月)の間、京都陶磁器会館にて開催していました、京都色絵陶芸協同組合・主催の「第54回色絵陶芸展」をご紹介させていただきます。
昨年に引き続き今年も、ここ京都陶磁器会館にて開催されました、「第54回色絵陶芸展」ですが、この展覧会は京焼・清水焼の色絵師と呼ばれる、器に絵を描く専門の職人さんたちの展覧会となっています。
高火度焼成した陶磁器の上に絵を描き低下度焼成で焼きつける「色絵」という、京焼・清水焼に代表される技法を用いた作品がほとんどで、とても色鮮やかな作品が並び、展示スペースを華やかに彩っていました。それぞれが生活シーンを彩り生活にマッチした独創性豊かな作品となっており、また、長年培われてきた高い技術をもって作り上げられ、一つ一つの作品に込められた思いや熱意が伝わってきます。
「色絵陶芸展」では毎年コンクールも開催しており、「京都府知事賞」をはじめ14の賞があり、今年も素晴らしい作品が受賞されております。(裏面は受賞作品一覧です。) 今回の展覧会では2階の展示場も使用しており、1階のスペースにはお茶席等、休憩できるようなスペースを用意し、1階と2階展示場に様々な作品が並んでおり、1階・2階ともにとても見応えのある展覧会となっておりました。
期間中には、立命館大学茶道研究部の学生さんと京都府菓子工業組合青年部の協力による、お茶席も設けられ、自分の好きな抹茶碗でお抹茶をいただくことのできるイベントも開催されており、期間中はたくさんのお客様がお越しになられました。また、気にいった抹茶碗は購入することもでき、匠の技によって作り出された、京焼・清水焼でいただくお抹茶はとてもおいしいものでした。
PDFデータダウンロードはこちら