「黒川徹展~むこうのかべ~」開催中!!

vol.32(2012.09.18)

「黒川徹展~むこうのかべ~」開催中!!

9月15日(土)~9月30日(日)の期間、京都陶磁器会館2階ギャラリーにて「黒川徹展~むこうのかべ~」開催中です。財団法人京都陶磁器協会主催の展覧会は今回で三回目となります。

 

黒川徹さんは筑波大学の彫刻専攻を卒業後、京都市立芸術大学で陶芸の技術を学び、現在、京都府亀岡にある工房で作品制作をされています。今回の展覧会の作品は、滋賀の陶芸の森にゲストアーティストとして滞在され、制作された作品を中心に展示しています。展覧会のテーマは『壁』、こちら側でも向こう側でもない、存在しないあいまいなもの、無何有(むかう)の壁を中心とした、迫力のある巨大な作品が会場の空間を構築しています。

 

 
滋賀陶芸の森の、巨大な窯で焼かれた作品の中には、成形だけで2週間以上、完成まで1ヵ月かけて制作されたものもあり、すべて手ひねりで制作されています。

「土が好きで、彫刻の西洋的な感じではなく、日本的な床の間に置いてあるようなもの、平面的だが立体的な作品を作りたい。」と、語る黒川さん。土を使い自然のものをベースに、制作する過程で、まるで細胞のように形を変えて行き、一つのかたちに導かれます。あなたは、黒川徹さんの作品を見て、触れて、どんなこと思い、考え、想像しますか。是非、当館にお越しになって、芸術の秋を感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

また、黒川徹ワークショップを展覧会期間中の9月29日(土)14:00より開催いたします。「オーガニック・プロセス 自由な土の建築法」を黒川徹さんが実演を交えながら、説明、解説を行います。ご興味のある方は、是非ご参加ください。

(※ワークショップは事前申し込みが必要です。京都陶磁器会館へお申し込みください。)

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