すっかり暖かくなり、桜色の風が吹く中、これまで会館にお越しのお客様に、「二階もあるの?」と、何度もお声をいただいていましたが、ついに!京都陶磁器会館2階にギャラリー展覧会場が実現、完成いたしました。
『京都陶磁器会館2階ギャラリー』は、財団法人京都陶磁器協会主催の「現代の工芸を思考し模索する若き作家に、国籍を超えて広く開放する目的」で実現しました。
常に自然光が入っていた窓際に、周囲の展示作品が美しく見えるよう白を基調とした壁を設置し、ギャラリー全体が明るいままで、落ち着いた雰囲気になりました。作品展示用の台はマット調の黒で、シンプルな展示台となっており、スペースもお客様にリラックスして見て頂けるよう十分な広さがあります。新しく施工した照明により展覧会の内容に合わせ照明の数や向きを自由に変えることが出来るので、展覧会をされる方に合わせて、照明、その他設備を自由に使っていただき、作品や空間の演出をすることのできるギャラリーになっております。今年度はすでに5人の作家さんが当館2階ギャラリーで展覧会をされますのでご期待ください。なお、5月2日から5月29日まで第一弾『田上真也展』を開催します。(※会期中無休)
今後の展覧会の情報につきましては,『今年3月にリニューアルした「京都陶磁器会館ホームページ」』や、当館にて配布中の『京都の陶磁器に関する情報を発信していく「京焼・うつわだより」』で、随時更新・発刊してまいりますので、お手数ではございますがご確認ください。今後も、ワークショップなども開催することにより、皆様に「京焼・清水焼」を知り・ふれあっていただける場所としての機能も充実させてまいります。また、「やきもの」以外の展覧会やワークショップの開催も視野に入れ、より公益的な施設として地域の皆様とのコミュニケーションの場となっていくよう、日々努力して参りますのでどうぞよろしくお願いします。
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