今回の作品展は現代の京焼を代表する窯で、割烹食器つくりを主にされている窯元です。松谷窯は今年開窯百年を迎えられます。
お仕事場で茶碗蒸しの器は片手で配膳できることが要求されるという興味深いお話を伺いました。「食器づくりは目に見えない部分に細やかな神経が要求される世界です。盛り付けやすい、運びやすい、洗いやすい、しまいやすい、割れにくい、飽きが来ない、美しい、というのが当たり前。その条件をすべて満たすための細工もまた至極当然のこととして身についていなければならいのです。」と話されるのは、日展出品の作家でもある三代 松谷(叶道夫)先生です。
京焼の伝統技法を守りながらも新しい感覚を加えてオリジナルの作品作りに日々励んでおられます。作品の数々をぜひご高覧ください。
京焼・清水焼本来の使いやすさ、美しさを味わって頂けましたらと思い、
初代、二代と積み上げてきた技法を駆使し、制作致しました。
是非手に取ってご覧頂けます様に。
三代 叶 松谷
くるる五条坂では「日本の手わざの美しさ」を堪能していただける展覧会を、随時開催してまいります。
京焼の魅力を、少しでも皆様にお伝えできますよう、スタッフ一同、努力してまいりますので、皆様のご高覧をお願い申し上げます。
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