財団法人京都陶磁器協会では、東日本大震災支援物資として、2回に分けてたくさんの京焼を仙台ゾンタクラブの皆様の手をお借りして、被災地にお届けして参りました。
そのお返事として、10月10日、その第1陣の報告書をご送付いただき、又同16日、仙台ゾンタクラブの代表者3名、山本蒔子様、中村恵江様、岩井紘子様、が「くるる五条坂」にご来館下さいました。
被災地では先行きの見えない不安の中、皆さん必死に頑張っていらっしゃること、しかし、長期化する現実の重みに耐えかねていらっしゃる事等をお聞きして、改めてその大変さを思い知りました。
そんな中で、送らせていただいた京焼は、皆様に大変喜んで頂けたそうです。「何もかも無くしてしまった中で、京焼の優しさが大変ありがたかった」「お茶碗が違うと、食べ物の味が違うね」「気持ちがいいよね」などの被災地のお声をうかがって、事務局としては大変うれしく感じ、それと共に、手作りの作品が持つ「人を癒す力…京焼の持つ魅力」に、誇りを感じました。
ご来館頂いた3名様もきっと大変な日常をお過ごしでしょうに、そんな事はみじんも感じさせないさわやかさで、しばし「くるる」と京焼をお楽しみ頂きました。
今後も、財団法人京都陶磁器協会では、優れた京焼を一般の皆様に知って頂き、又、被災地の皆様を応援する活動をしていきたいと考えています。
左の写真は「くるる五条坂」館内での仙台ゾンタクラブの3名様と宮下理事夫妻。
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