応援しています! 京都陶磁器協会の被災地支援

Vol.2(2011.08.15)

1.ふくしまっ子応援・京・体験プロジェクト
 福島の中学生38名、小学生40名を京都府教育庁が夏休みの思い出作りの旅に招待しました。その行程で「京の文化体験」という時間があり、京都陶磁器協会ではマグカップの絵付け体験をプレゼントさせて頂きました。8月4日には中学生が、8月10日には小学生が、朝、高台寺、清水寺を観光した後、泉涌寺地区にある青窯会館へ。京都の暑さにバテバテだった子供たちですが、それぞれの思いを素敵に描きました。その後、地元の工房を見学。初めて見る熱い窯や繊細な手仕事にみんなびっくり!です。帰り際には「京都に住みた~い!」という声も聞かれ、楽しい時間でした。秋風の吹くころにはみんなの手元に焼きあがったマグカップが届くから、待っててね。

2.こどもたちの復興支援 「とどけ!私の元気」展
 「福島で呈茶をするので、協力してほしい」茶業組合青年部よりこんなお申し出を頂いたのは、7月の初めでした。アイデアを出し合った結果、元気なメッセージの入ったお茶盌が作れないだろうかということで、地元の月輪小学校と稲荷小学校へ協力をお願いしたところ快諾頂きました。こどもたち自身がいろいろと考えてくれた図柄は、とても楽しい作品に出来上がっています。せっかくの機会なので「お披露目をしてから、福島へ送り出そう」と展覧会を企画しました。総数51個の抹茶盌は9月中頃福島へ旅立ちます。きっとかわいい元気が福島の皆様へ届く事でしょう。

3.京焼を仙台へ
専門職、管理職に就いている女性の国際奉仕団体であるゾンタクラブさんから、「被災地では食器がなくて困っておられる」という情報を頂き、仙台のゾンタクラブさんの手をお借りして飯茶碗、湯呑み、皿、一輪挿しを300点ほど送らせて頂きました。仮設住宅での生活に、少しでもお役にたてればうれしいと考えてのことですが、現地からは「かわいいお茶碗!」と好評を頂きました。唯今、随時お配り頂いておりますが、足りないそうですので、また第2陣を送らせて頂くことになっております。

財団法人京都陶磁器協会は、京都の焼きものが被災地で皆様にかわいがって頂けることを願いながら、被災地の皆様の御苦労に、今後も寄り添っていきたいと考えております。

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