井上雅子・柴田有希佳 陶展 ~それぞれの色~

2018.05.19 更新

井上柴田

 九谷で活動される、井上雅子さんと柴田有希佳さんの2人展です。 どちらも九谷の上絵付の表現ですが、それぞれ違った魅力を探求されています。

 井上さんは、モノトーンで動物を描かれます。水墨画調の濃淡を意識し、墨の香りが伝わってくるような、日本的な潤いのある表現が魅力です。また、モチーフのフォルムや動きに着目し、日常の中にありながらも非日常感を孕んだ作品を目指されています。

 柴田さんは、九谷五彩を基調に植物を描かれます。現代にふさわしい五彩を模索され、余白の美が魅力です。モチーフは必ず実物のスケッチを欠かさず、植物の生命感あふれる作品を目指されています。

おふたりの、それぞれの色が響き合う世界をお楽しみ下さいませ。

 

 

井上雅子 陶歴

 

2000年 飛騨国際工芸学園 修了

2002年 石川県立九谷焼技術研修所 卒業

2013年 九谷焼伝統工芸士 認定

2016年 第55回日本現代工芸美術展 入選

2017年 第56回日本現代工芸美術展 現代工芸新人賞 受賞

 個展・グループ展多数

 

柴田有希佳 陶歴

 

2006年 金城大学短期大学部美術学科 研究生修了

2008年 石川県立九谷焼技術研修所 研究科卒業

     山田義明氏に師事

公募展 入選・入賞多数

作品収蔵 石川県・石川県立美術館

 

 

(左)柴田有希佳「笹文扁壺」

(右)井上雅子 「龍」

髙木竜太 陶展 ~浪に咲く華~

2018.05.11 更新

高木竜太さん

髙木竜太さんは、様々な色調の青い結晶釉が魅力的です。

その結晶釉は「藍」「碧」「蒼」「翠」の4種類があり、それぞれ異なった輝きをみせます。 髙木さんは修業時代に過ごされた沖縄の海のように、色彩豊かな輝きに満ちた釉薬を研究され、「きれいだな」と人に感動を与えられる表現を目指されています。

 本展ではその結晶釉を纏った食器が一面に広がります。大海原の浪に咲く華のような作品たちの世界をお楽しみ下さいませ。

西田一美 陶展 ~天目に魅せられて~

2018.05.11 更新

西田一美

天目釉の作品を作られている、西田一美さんの初個展を開催いたします。

西田さんは、2003年に30数年間勤めた会社を退社され、それから陶芸を始められました。 会社では技術者として商品開発に携わられ、物を作る楽しさを感じてこられました。 その「ものづくりの楽しさ」は作陶にも通じるところが多く、陶芸の世界へ深く誘われていかれました。 そして、この10年間は天目釉にテーマを絞られ、新たな表現を探求されています。

本展では、天目釉の大作から食器まで、渾身の作品を一堂に展覧いたします。陶芸に、天目に魅せられた、西田さんの世界をご高覧下さいませ。

 

 

西田一美 陶歴

 

1944年 生まれ

2004年 清水焼窯元にて初歩から陶芸を学び始める

2010年 第39回日本伝統工芸近畿展入選

      (以降 2011年、2013年、2014年、

2016年、2017年、2018年 入選)

開窯100周年記念展 俊山窯のあゆみ

2018.05.11 更新

もりもり

俊山窯の開窯100周年を記念して、展覧会を開催いたします。

大正6年に初代、森一俊が京都東山の泉涌寺のふもとに窯を築いてから、

100年余り、三代にわたり時代に応じた京焼を展開してきました。 

これまで数多くの作家が俊山窯から独立し、

京都だけではなく全国各地で活躍されています。

本展では、俊山窯の作品に加えて、独立した作家が全国から集結します。 

全国に広がる、俊山窯のあゆみを是非ご高覧下さいませ。

 

 

出品者

森八重子 森俊次 伯耆葉子 伊藤正博 関本渉 斎藤わか子

清水幹子 木村年克 木本朋秀 山本高寛 山口寿乃 徳永栄二郎

安永康一 内藤加奈子 トキノハ清水友惠 仲上雅子 加藤美樹 藤田美智

高原真由美 五条悠斗 林民和 田邊桂 髙本鈴乃 冨林紗季子

 

[日時についてのご案内]

陶工房・伯耆 陶展

俊山窯のあゆみ

以上につきまして京都画廊連合会ニュースに掲載の、日程と時間表記に誤りがございましたので

改めてご確認くださいませ。

カレンダーは掲載通り、誤りはございません。

ーーーーーーーーーーーーーーー
・陶工房 伯耆 陶展
2018年6月1日[金]~6月13日[水]
10:00~18:00 ※木曜休館

・開窯100周年記念展 俊山窯のあゆみ
2018年6月15日[金]~6月27日[水]
10:00~18:00 ※木曜休館
ーーーーーーーーーーーーーーー

以上、よろしくお願い致します。

京都陶磁器協会 事務局

Traditional∞Modern 陶工房・伯耆 陶展 ~伯耆正一 葉子 うつわの仕事~

2018.03.10 更新

ほうき

 伯耆正一さん葉子さんの器は、多彩な表現と親しみやすいデザインが魅力的です。

 タイトルにもTraditional∞Modern とあるように、伝統的な要素を活かしつつも新鮮な表現を目指されています。人気の「Dreams Come True」シリーズは、古典様式である「一閑人」を可愛らしい仔猫や仔犬などに置きかえ、優しいパステルカラーの釉薬で仕上げられています。

 暮らしに彩りを添える、素敵なお二人のうつわの仕事をお楽しみくださいませ。

 

伯耆正一 陶歴

1954年 京都市に生まれる

1982年 楠部彌弌氏に師事

 国内外の公募展・展覧会に入賞・入選・招待、多数

現在 日展会員、日工会理事、創工会会員、

日本工芸美術作家協会理事、京都青窯会監事

 

伯耆葉子 陶歴

武蔵野美術短期大学 工芸デザイン 修了

京都府立陶工高等技術専門校 成形・図案科 修了

‘97伊丹クラフト展入選

ソウル国際陶磁器装飾コンクール 優秀賞・特選  など

 

[日時についてのご案内]

陶工房・伯耆 陶展

俊山窯のあゆみ

以上につきまして京都画廊連合会ニュースに掲載の、日程と時間表記に誤りがございましたので

改めてご確認くださいませ。

カレンダーは掲載通り、誤りはございません。

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・陶工房 伯耆 陶展
2018年6月1日[金]~6月13日[水]
10:00~18:00 ※木曜休館

・開窯100周年記念展 俊山窯のあゆみ
2018年6月15日[金]~6月27日[水]
10:00~18:00 ※木曜休館
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以上、よろしくお願い致します。

京都陶磁器協会 事務局

加藤邦起 陶展 ~KYO×BENJARONG~

2018.03.10 更新

加藤ほうき

 加藤邦起さんによる「京焼」と「ベンジャロン」のコラボ作品の日本国内初公開の展覧会です。

 ベンジャロンとは、タイの伝統的な磁器で金彩・色絵が施されたものです。もともとはタイ王室御用達のもので一般に流通していませんでしたが、現在では流通が許可され、そのきらびやかな色彩が人気です。

京焼の如水陶画苑の3代目である加藤さんがタイの産地へ赴き、研究を重ねて制作されました。ベンジャロンの伝統的な文様を使いながらも、磁器素地だけでなく土素地を用いたり、刷毛目を施したりと、様々な試みをなさっています。

それぞれの伝統が融合された、新たな美しさをお楽しみくださいませ。

 

 

加藤邦起 陶歴

 

1975年 京都に生まれる
1998年 京都府立陶工高等技術専門校 成形科 修了
1999年 同校 研究科 修了
2000年 京都市工業試験場 陶磁器コース 本科 修了
2000年 伊藤昇峰に師事
2002年 田中香泉に師事
2003年~現在 如水陶画苑にて三代目として創作中

黒川正樹 陶展 ~Jomoning~

2018.03.10 更新

黒川正樹

 黒川正樹さんは様々なユニークな器を作っておられますが、この数年の大きなテーマは「縄文」です。

 本来の縄文土器はすべて手びねりで成形されていますが、黒川さんの場合はろくろで成形された本体に、貼り付けやイッチン、線刻など様々な技法を用いて加飾します。単に縄文土器を真似するのではなく、現在自分が持つ技法を活かして、現在進行形の縄文の表現を目指されています。そのような意識から、黒川さんは縄文に現在進行形のingをつけて「Jomoning」と名付け、作品を展開されています。

 本展では、「Jomoning」の大作を中心に、様々な器を展覧いたします。今回はこれまでの表現をさらに発展させた新作を発表いたします。お見逃しなく、ご高覧下さいませ。

 

黒川正樹 陶歴

 

1977年   名古屋市生まれ

2000年   アジア〜アフリカをひとり旅する

2002年   名古屋市立大学 経済学部 卒業

2006年   京都府立陶工高等専門校 成形科 修了

          信楽 雲井窯に入社

2012年   NHK-BS1テレビ番組

「ほっと@アジア」ゲスト出演

2013年   雲井窯退社

 京都山科にて独立

 

以降 全国百貨店で

個展・グループ展など

山本たろう陶展~青い春~

2018.01.29 更新

山本たろう展

山本たろうさんは「鎬(しのぎ)紋」の加飾と、やさしい色調のトルコブルーの釉薬が特徴の作家です。

鎬紋とは、生地をヘラなどで削って溝を彫り、稜線を作る加飾技法で、その稜線を刀の「鎬」に見立てたものです。 トルコブルーの銅釉は透明度が比較的高く、かつ分厚く掛けるので、鎬紋の凹凸に沿って釉薬の厚みが変わり、豊かなグラデーションが現れます。

シャープな鎬紋の生地がやさしい色調のトルコ釉を纏った姿は、春霞の中に佇むビルのようです。 浮かれ出でたくなる季節、「青い春」をご覧にお出かけ下さいませ。

 

 

山本たろう 陶歴

 

1974年 京都府に生まれる

1994年 京都府立陶工高等技術専門校 卒業

1997年 京都市工業試験場 陶磁器コース 卒業

1999年 大阪美術専門学校 陶芸科 卒業

     沖縄県読谷村 北窯にて修業

2001年 宇治市炭山にて作陶

嵯峨美術大学 陶芸工房 進級作品展 ~いまいの~

2018.01.29 更新

嵯峨美術大学進級展

嵯峨美術大学(旧称:京都嵯峨芸術大学/2017年4月より校名変更)は京都の嵐山に立地する芸術系大学です。桂川の畔の閑静なキャンパスでの少人数教育という大変恵まれた環境で、学生の方々は日々熱心に制作をされています。

本展では、現在陶芸工房で制作する5名の学生たちが、今年度の集大成として取り組んだ、進級作品を一堂に展覧いたします。展覧会名の「いまいの」とは、学生の提案によるもので、「今」と「イノベーション」を掛け合わせた造語です。若いエネルギーに満ち溢れた作品、今を生きる学生たちのイノベーションを是非ご高覧くださいませ。

 

 

参加学生

・近藤翔太 (3回生)

・柴田暢也 (3回生)

・前羽りお (3回生)

・上原真衣 (2回生)

・西野由希 (2回生)

中村亮平 陶展~暮らしを照らす~

2018.01.24 更新

中村亮平 陶展

中村亮平さんの器は、使いやすい端正なデザインでありながら、手づくりの温かみが豊かに感じられます。 その魅力は茶陶制作で学ばれた「用の美」の意識と技術に裏打ちされたものです。

中村さんは「普段使いでありながら、日々の生活が少しでも潤うような器」を目指されていますが、それは日常に寄り添う「普段使い」だからこそ可能ではないのでしょうか。

ちょうど東山花灯路で春を迎えるころ、あなたの暮らしを照らす逸品を、新たな門出を迎えられる方へのプレゼントなどを、探しにお越しくださいませ。

 

 

中村亮平 陶歴

 

1981年 京都に生まれる

1999年 京都市立銅駝美術工芸高等学校 陶芸専攻 卒業

2001年 嵯峨美術短期大学 陶芸コース 卒業

2002年 京都府陶工技術専門学校 成形科 卒業

2003年 京都府陶工技術専門学校 研究科 卒業

     京都山科にて中村秋峰に師事

2014年~京都市立芸術大学 非常勤講師