今回はフライング気味の桜が咲き誇る中、京都市東山区今熊野日吉町周辺にて開催していました、京都日吉製陶協同組合主催・財団法人京都陶磁器協会後援の「第15回日吉窯元まつり」へ行ってきました。
今年は天気にも恵まれ朗らかな気持ちのよい春の空の下、開催された窯元まつりで、たくさんの方が来場されており、とても賑わっていました。
「日吉地区」と呼ばれる、京都で窯元の集まる地域の一つで開催される窯元まつりなので地域一帯が毎年、お祭りとして盛り上がっています。町の中の各所に点在する窯元の工房が解放され、様々な作品を展示したり販売したりしています。中でも、今熊野小学校の体育館を使い、複数の窯元がブースを構えた場所では人で溢れかえるほどの盛況ぶりでした。
また、それぞれの窯元の工房では、作家とお客さんが直に触れ合うことが出来、どのようにして、手にしている作品が出来ていくのかなど、興味深いお話を沢山お聞きすることが出来ました。さらに、実際に制作されている現場を見ることが出来、普段使っている何気ない陶磁器がどれだけの手間をかけ作られているか、どれだけの思いが詰め込まれているか、改めて感じることが出来るような気がします。
会場となっている、日吉地区では、窯元を巡るスタンプラリーや京焼・清水焼のプレゼントが当たるクイズなどが開催されており、会場にはたくさんの子供たちも参加していました。各工房を回りながら、興味深そうに京焼・清水焼の器などを覗きこんでいました。
普段なかなか、触れ合うことの出来ない「作り手」と「使い手」の両者が直にふれあうことが出来、また、地域一帯の子供たちにも親しまれている、この陶器まつりでは新たな陶磁器の「発見」や「面白み」といったものを見つけることが出来事と思います。
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