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現代の京焼展
京焼・清水焼とは、ここ清水寺周辺地域を中心に、京都府内で焼かれたやきもののことを指します。
桃山時代の楽焼から、野々村仁清や尾形乾山、幕末の煎茶の流行、明治の京薩摩などの輸出陶磁、戦前戦後の民藝ブーム、オブジェ焼まで、400年にもおよぶ長い歴史のなかで受容と変化を繰り返し、現在へと繋がっています。
今日では抹茶器や煎茶器などの茶道具、日常づかいの食器や花器、京陶人形、オブジェ、アクセサリーまで、実にさまざまな種類のやきものが展開されています。
用途の幅広さだけでなく技巧的にも多様なやきものが生まれたのは、古くから文化の中心地であった京都だからこそと言えるでしょう。
本展にて展覧する窯元や作家の作品からそうした京焼・清水焼の多彩なスケールの一環を感じていただければ幸いです。