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丹下郁 陶展 -息づく彩文-
丹下郁(たんげ いく)氏は、京都府宇治市の山間に自宅兼工房を構える陶芸家である。
半磁器の白い土に、自宅周辺の野山で摘んだ自然な草花を押して模様を作り上げている。
イメージを頭の中に描きながら、一枚一枚の葉を自然のままの形状を活かして絶妙なバランスで並べていくのは、彼女の感性の成せる業だ。
注意深く白いキャンパスにのせていくように彼女は鮮やかな色を柔らかい形で作品に落とし込み、その工程によって誰にも真似できない世界観が生まれる。
今回の展覧会では、春の食卓に合わせて選んだ食器や、動物の形をかたどった小さな置物が並ぶ。
日が柔らかくのどかに照る春の季節に、摘みたての色彩をまとった一点ものを選びにお越し頂きたい。
丹下 郁 略歴
1993 年 京都市立芸術大学大学院美術研究科陶磁器修了
2003 年より 京都府宇治市にて制作
1991年 朝日陶芸展 朝日陶芸秀作賞(’ 93)
2007 年 京都美術工芸新鋭選抜展(審査員推奨作品 )
2016 年 伊丹国際クラフト展
他、 個展、グループ展等多数