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平井明 陶展 ~記憶の層~
平井さんは、有機的なフォルムに沿って線状の加飾が施された、端正な造形を制作されます。
この線状の加飾は「彩紋積層」と呼ばれ地層のイメージからつくられたものです。 奈良県の唐古・鍵遺跡からほど近い場所に工房を構える彼は、風化した遺跡からの出土品と、自身の心の奥底の記憶との間にかすかな共通点を感じ、その感覚を具現化しようと制作されています。また、それを見た人の感覚が、彼自身の抱くかすかな記憶の感覚と共鳴すれば、と考えておられます。
本展では、オブジェを中心に器なども展覧いたします。あなたの「記憶の層」を辿りながらご覧になってはいかがでしょうか。
平井明 陶歴
1975年 奈良市に生まれる
1994年 京都府立陶工高等技術専門校 卒業
宇治 朝日焼にて修行(2000年まで)
2000年 唐古・鍵遺跡のある奈良県田原本町にて独立
2006年 日本伝統工芸近畿展「新人奨励賞」(以降 毎年入選)
「日本経済新聞社賞」(2013年)
「奈良県教育委員会教育長賞」(2015年)
「日本工芸会賞」(2016年)
2011年 日本伝統工芸展 入選
(以降 2014~2018年 毎年入選)
2015年 陶美展 入選
「茨城交通賞(優秀賞)」(2016年)
現在 日本工芸会 正会員