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山本たろう陶展~青い春~
山本たろうさんは「鎬(しのぎ)紋」の加飾と、やさしい色調のトルコブルーの釉薬が特徴の作家です。
鎬紋とは、生地をヘラなどで削って溝を彫り、稜線を作る加飾技法で、その稜線を刀の「鎬」に見立てたものです。 トルコブルーの銅釉は透明度が比較的高く、かつ分厚く掛けるので、鎬紋の凹凸に沿って釉薬の厚みが変わり、豊かなグラデーションが現れます。
シャープな鎬紋の生地がやさしい色調のトルコ釉を纏った姿は、春霞の中に佇むビルのようです。 浮かれ出でたくなる季節、「青い春」をご覧にお出かけ下さいませ。
山本たろう 陶歴
1974年 京都府に生まれる
1994年 京都府立陶工高等技術専門校 卒業
1997年 京都市工業試験場 陶磁器コース 卒業
1999年 大阪美術専門学校 陶芸科 卒業
沖縄県読谷村 北窯にて修業
2001年 宇治市炭山にて作陶