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山内 駿 陶展 -銀刻-
山内 駿 陶展 –銀刻–
「銀刻彩」とは、山内駿氏が編み出した技法で、黒い陶器の上に銀を焼き付けた後、機械で銀を削り装飾するというものです。
美術館に展示されていた金属器の、年月を経て風化した表面の雰囲気に心動かされ、陶器でもこんな表現が出来ないかと模索した結果、辿り着いた技法がこれでした。
「機械を使い装飾する事は今の時代にしか出来ない表現であり、銀を削り陶の表面を出し陶器と金属を融合させる事は、
陶器だからこそ出せる金属の新たな表情」と言う、山内氏。 本来なら何百年も時が経ち風化していく表面を、機械の削りにより風化を刻んでいく、
時を刻むようなイメージで作品の表面を削っているそうです。
スタイリッシュでシャープな作品ですが、その中に込められた優しさが、見る人の心をひきつけます。
銀の冷たさの中に宿る手技の温もりや山内氏独特のユニークな形・・・これからが楽しみな若手作家です。
是非、ご高覧ください。
<陶歴>
1984年 京都で生まれ、宮城で育つ
2006年 京都伝統工芸専門学校 専攻科 卒業
猪飼祐一氏に師事
2009年 京都・東山にて独立
<展覧会>
2010年 ARTZONE(京都)
2011年 藤崎(仙台)[2013、15年]
2013年 米子髙島屋(鳥取)[2016年]
2015年 アートサロンくら(京都)
2016年 晩翠画廊(仙台)
ICFF出展(ニューヨーク)
ギャラリーみちかけ(京都)
<公募展>
2008年 日本伝統工芸近畿展 入選[09〜12、14〜16年]
2012年 京都府美術工芸新鋭展-2012京都美術・工芸ビエンナーレ- 招待出品
河北工芸展 秋田県知事賞 受賞
2014年 河北工芸展 入選
2016年 日本伝統工芸展 入選