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加藤和宏 創陶展 - 作る・造る・創る –
ざわめく葉や木々を揺らす風、うねる水流などが一見自由に描かれたように感じられるうつわたち。加藤和宏氏の作品は、その自然な風合いからは想像できないほど、造形と図柄が綿密に計算され、様々な「動き」を取り込みつくられています。
蝋抜きの技法により、蝋に弾かれ生み出された釉薬の細い線は、自然の中のうごめきを、直接描かれた線とは異なる様子で紋様に変化させます。もこもこもことした造形たちは、球体状から、手の中で動き出すように形づくられていきます。
自然や手の様々な動きが、土ならではの穏やかな白や茶色に取り込まれ創られたうつわの数々を、じっくりとご覧ください。
加藤和宏(かとう・かずひろ)陶歴
1956年京都府生まれ。京都府長岡京市和光陶苑にて作陶のち、現在は滋賀県大津市北比良へ工房を移転。比良麓湖窯主宰。
嵯峨美術短期陶芸科卒業
京都市工業試験場伝統産業後継者養成研修修了
京都府立陶工訓練校成形科卒業
日本工芸会正会員
滋賀県工芸美術協会会員
大阪青山大学非常勤講師
箕面学園福祉保育専門学校非常勤講師