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加古勝己 陶展
端正な造形の中に優しさの感じられる加古の作品。
彼は京焼の窯元に生まれ育ち、当たり前のように京焼の仕事を志しました。
しかし、嵯峨美術短期大学で新たな陶芸の方向性に感化され、現在は京都と篠山の工房で作陶しています。
ルーツは京焼にありながら丹波焼の作家との交流も深く、独自の表現を目指しています。
また彼は求める作品によって、数種類の土と薪窯・電気窯を使い分けます。
彼の窯はいずれも小振りであるがゆえに高い頻度で焼成を行います。それによってより多くの試行錯誤が行えるのです。
彼の厳しいまなざしから生まれる作品の優しい魅力を味わって頂ければ幸いです。
〈加古勝己 陶歴〉
1965 京都市生まれ
1986 嵯峨美術短期大学 陶芸科卒業
1989 日本陶芸展 入選
1994 京都工芸ビエンナーレ展 優秀賞
2001 倒炎式単窯築窯 薪窯にて焼成をはじめる
2004 田部美術館 「茶の湯の造形展」 優秀賞
2005 篠山市上筱見にて作陶活動を開始する
2010 第四回現代茶陶展 奨励賞
2011 日本陶芸展 入選
田部美術館 「茶の湯の造形展」 奨励賞