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出口ふゆひ うつわ展 -芽吹きはじめる-
出口ふゆひは、普段使いのうつわを中心に、磁器作品を制作しています。
彼女の描く草木や水、山や建物を思わせる図柄は、風景の輪郭のほんの一部を、うつわで掬い取り、表面に写し取ったかのように、うつわのかたちをさりげなく引き立てます。出口本人はそれらを、あくまで幾何学模様や単純な点と線の連なりと考え、実在するものではなく「物語のない景色」と表現します。
うすく軽く、かたちも絵付けも手を加えすぎない。使う方を想い、何度も手に取り使いたくなるうつわを目指し、彼女のうつわはゆっくりと変化してきました。強く主張しない彼女のうつわは、どこかの食卓に二つ三つと並ぶと、ようやく日々の物語を語り始めます。
出口ふゆひ(でぐち・ふゆひ)略歴 1975 京都府生まれ 1996 嵯峨美術短期大学 陶芸科卒業 1998 同大学 専攻科卒業 1999 同大学 総合美術研究所研究生終了京都に工房を作る
以後、各地で個展、グループ展を多数開催 | 公募展 1996 第5回日清食品めん鉢大賞展入選 1997 朝日現代クラフト展入選 出石磁器トリエンナーレ入選 高岡クラフトコンペ入選 1998 「染付公募展・瀬戸」奨励賞受賞 2007 朝日現代クラフト展招待出品
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