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五嶋竜也陶展 ~秀麗なる磁の造形~

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 「研ぎ澄まされた」、ろくろで挽いた形からカンナなどで削り出され研ぎあげられた造形は、まさにそう形容されるべき逸品である。

 五嶋竜也は生まれ故郷である熊本の磁土、「天草陶石」を用いた白磁や青白磁の作家である。ろくろ成形や削り出しの作業は立体的な作業であるが、実は表面的な仕事になってしまう傾向を孕んでいる。「作陶の中で最も重要視しているのは造形で、表面的な仕事にならないように心掛けている。」と彼は語る。

 本展では削り出しによる白磁香炉をはじめ、鉢や花入れ、茶道具に日常つかいの器まで、様々な作品を展覧いたします。

 彼の探求する秀麗なる造形と、天草陶石の美しい肌合いの競演をお楽しみ下さい。

 

〈 五嶋竜也 陶歴 〉

1980 熊本県に生まれる

2001 佐賀県立有田窯業大学校卒業

     現在地にて独立

2005 西日本陶芸展入選

2007 第53回日本伝統工芸展入選

   (以降、第56・57・61・62・       

    63回入選

   西部伝統工芸展入選

   第2回菊池ビエンナーレ入選

2009 西部伝統工芸展

    鶴屋百貨店賞受賞

2015 西部伝統工芸展

    奨励賞受賞

   日本伝統工芸会正会員に認定   

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