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片山雅美 陶展 ~赤を求めて~
片山雅美さんは、「赤織部」を中心に作陶されています。
釉薬の色見を繰り返す中で発見された艶消しの赤を元に理想の赤を求めてこられました。
赤織部は、酸化焼成すると緑織部になる銅織部釉を、匣(サヤ)の中に木炭と作品を共に入れ密封して炭化焼成することで得られます。
この焼成方法は不安定で様々な表情になりますが、その不安定さから片山さんは様々なバリエーションの「赤」を生み出されています。
本展では、このように焼き上げられた赤織部を中心に食器や花器、陶文具(筆・硯・水滴)などを展覧いたします。日常を彩る素敵な赤の作品をご高覧下さいませ。
片山雅美(かたやま・まさみ)陶歴
1970年 京都市工業試験場修了 西川實先生に師事
1990年 国際花と緑の博覧会(政府苑) 出品
1997年 国際色絵陶磁器フェア九谷 出品(買上)
2007年 「器ごころ食ごころ」~自作に盛る~ 京都新聞夕刊に連載
日展 1975年初入選・2012年特選受賞
日本新工芸展 会員賞・知事賞・市長賞(外務省買上)
京展 楠部賞・市長賞・あかね賞・京都美術懇話会賞
京都工芸美術展 佳賞・新人賞・優秀賞(京都府買上)
京都工芸美術作家協会展 知事賞
現在 日展会友・日本新工芸家連盟審議員 京都工芸美術作家協会理事
写真作品名
「絵赤織部器」